就寝中に角膜の形を変える特殊なコンタクトレンズの
装用で裸眼視力を改善するプログラムです
コンピューターや関連機器の使用によるストレスを
軽減し、疲労症状予防のための特殊健康診断です
メニコンオルソKによる屈折矯正プログラムは、日中の生活に支障のない裸眼視力を得るために、夜間寝ている間に角膜の形を変える特殊デザインの酸素透過性ハードコンタクトレンズを装用するものです。
矯正により得られる裸眼視力は、処方レンズの装用状態、乱視の程度でも変動し、予測不可能です。矯正による結果に満足できなかった場合には、眼鏡、あるいは現在使用中のコンタクトレンズを約1か月使用し、角膜をプログラム開始前の状態に戻し、再度矯正レンズを選択することができます。
適切なメニコンオルソKの選択ができ、特に異常を感じない場合も3か月に1度、定期検査に来院し、眼の異常がないかの検査が必要です。
● 利点 ●
就寝時(オーバーナイト)のレンズ装用で、日中は生活に支障のない裸眼視力を得ることが可能です。(個人差はありますが、8時間の装用で12時間程度矯正が可能です)
手術による近視の矯正と違い、レンズ装用を中止すれば、約90日で装用前の角膜形状に戻ります。
● 欠点 ●
通常のコンタクトレンズの場合と同様に、レンズによる刺滅、感染症、角膜潰瘍等の合併症を生じる場合があります。
レンズをはずした時に一時的に眼鏡で矯正できない視力不良が生じる場合があります。長期間の使用で、角膜内皮細胞の減少による障害を起こす可能性があります。
手術による近視の矯正と違い、レンズ装用を中止すれば、約90日で装用前の角膜形状に戻ります。
● 他の視力矯正方法 ● メニコンオルソK以外の矯正方法として眼鏡、ハードあるいはソフトコンタクトレンズ、近視矯正手術があります。
*健康保険の適応がないので、自由診療となります
当院のプログラムで使用する
「ブレスオーコレクト®」(東レ㈱)、
「オルソケラトロジーレンズ」(メニコン)は安心素材を使った、厚生労働省で認可された
オルソレンズです。
● プログラム内容(全て予約制で実施)及ぴ、その費用 ●
1.初回カウンセリング
屈折検査全般、角膜形状検査、角膜内皮細胞数など、試し用レンズで処方のための検査を行います。試し用レンズを装用し、屈折度数の変動を2〜5時間、当医院内で確認します。
以下のプログラムに進む場合、自由治療費として片眼33,000円(税込)のレンズ代が発生します。
2.レンズ装着1日目の検査
前日つけて寝ていただいたレンズをはずさずに来院して下さい。
裸眼視力、屈折検査全般、角膜形状検査、細隙灯顕微鏡検査など、試し用レンズの矯正効果があるか、眼に障害を与えていないか検査します。
選択したレンズがあっていれば、1週間就寝時にレンズをつけていただきます。
3.レンズ装着1週間目の検査
試し用レンズの変更が必要な場合には変更し、さらに1週間試します。
(レンズが決まるまで、なんどでも繰り返し試しますが、レンズの装用をやめたい場合は随時お申し出下さい。ただし、これまでのプログラム費は返金できません。)
4.レンズ決定後1週目の検査
試し用レンズで視力矯正が行われた場合、今後このプログラムを続けていくか熟考していただく期間と考え、さらに1週間試していただきます。
プログラム4までを終えて、さらにプログラムを続ける場合は、最初の一年は片眼につきさらに60,000円(税込)のプログラム料が必要です。
メニコンオルソK装用中の定期検査及び、メニコンオルソKにより生じた角膜障害等の治療費(薬を含む)は、プログラム料に含まれます。
コンピューターの普及により、最近では、どんな職場でもコンピューターや関連機器を使用した作業が増えています。
しかしそれに伴って、各種のストレスや疲労症状を訴える人も増加しているのが現状です。
そうしたストレスを軽減し、疲労症状予防のために実施されているのがVDT健診です。
VDT健診は、行政指導および人事院規則に定められた特殊健康診断のひとつです。
● VDT作業による疲労症候群 ●
・頸肩腕障害、背腰痛などの局所の疲労
・指や手首、肘などの痛み、しびれ感
・脳(中枢性)の疲労:イライラ感、不眠やだるさ、頭痛、吐き気
・目の症状:眼精疲労、乾燥感、ぼやけ感、視力低下
・既往歴の調査
・自覚症状の有無
・眼科的検査
・視力検査
・屈折検査
・矯正検査
・調節機能検査
・眼圧検査
・眼底検査
・レンズメーターによる矯正確認
・眼科専門医による診察
● VDT眼科検診・費用 ● おひとり1回:5,500円(税込)